いきていてなんにもなくなった
こじきがいてこじきはなんにも
なくなったてのひらをおおぞら
にさしだしてどうかかみさま、
もういちどこのぼくにすべてを
くださいといった。

かみさまのじひぶかいまなざし
こじきはただただねがったけれ
ど、あさになってもよるになっ
ても、こじきのてにはなんの

想い

もやどらなかった。

こじきはぜつぼうしてかみさま
をのろい、すべてのせかいに心
とざし、少し泣いた。あるひこ
じきがめをさますと、てのひら
にちいさな花の鱗片がのってい
た、こじきはそれをみて、また
少し泣いた。

こじきはやっと気がついた、
てのひらにはなんの想いもないけれど
この世界、全てのものがあることに

こじきはなんにも持っていないけれど。

花びらをそっと吹いて、舞っていくのをただ見てた。
update 2005-07-09 00:00:00 ...
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